たまに

どうしたら良いのかな?

ようやく秋らしくなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

畑にいくと、綿を整え、葡萄の枝を切り、元気な雑草を引っこ抜きあっという間に小1時間過ぎます。が・・・・。相変わらず雑草がびっしりと生えていて、夏に草を掻いていた場所のみかろうじて土が見えている有り様。この1ヶ月でその雑草も茶色く変化し枯れはじめました。

家のほうは先住の木を残して整える程度に作ってもらいましたが、やりとりは父がしていたので、そばにいながら父任せ。「これはこうした方がいいかな?」と聞かれても「いいねいいね」と適当に相槌を打っていました。父なき今、もっと聞いていればよかったと反省しつつ、近所の方に教えてもらいながら、手の伸びるところを剪定し、あとは伸び放題です。

毎日自転車で近所の畑や田んぼを回っているおじいちゃんがいます。背中は曲がっていて道スレスレに頭があるのにスタスタ歩いて田んぼの水路をきれいにしたり、雑草をまとめて焼いたりしているのを今日もお元気でよかったなぁと眺めるのが好きです。お見かけするといつも笑顔。引っ越しした時に「この松は俺が植えたんだ」とおっしゃっていました。
先日ゴミ出しに行ったらおじいちゃんが自転車で通りすぎたので挨拶しました。そしたら少し止まってゴミ出しをしている私を待っているご様子。「あれだな<ニコッ>庭の草取りした方がいいな<ニヤリ>」「ヒィーーーすみませんーーーー<笑笑>」と返事したらニコッとして自転車で去られました。

『ちょっとまずいぞ、そうだよね気になっていたんだよ。』とすぐさま庭の1メートルを越す雑草をバァッと引っこ抜きました。40リットル袋1つ分。そんな大した量ではないのですが、庭が整って綺麗にみえる。
『ありゃーおじいさん気になっていたんだろうなぁこれ。そうだよね。やる気を出して少し手を加えるだけでこんな変わるんだもんね・・・。』

近所をパトロールして、さっと気にかかることを声かけして相手にちっとも嫌な気持ちにさせない、自分はこのような声かけをできるのであろうか・・・。とおじいちゃんの偉大さをありがたく感じたのでした。ウチの松を植えたのはおじいちゃんと以前ご本人より聞きました。ということはおじいちゃんは植木屋さんで、若い人たちを指導し束ねてきたのではないかと推察しています。その方の育んできたもの。積み上げてきたもの。あの火の使い方や水路の整え方は毎年毎年手入れしてきた熟練の技。それでこの近所の田んぼや畑は綺麗なんだなぁ。小さくて偉大なおじいちゃんが毎日自転車で見て回って整えているんだな。

『どうしたらいいんだろうな』心の奥底でそう思っていました。
庭を作る時に何度も父が私に植えてある木の名前を全てメモっておけと言っていた、どうやって剪定したらいいか相談してくれていた。けれど全然聞いていなかった。いちいち呼ばないでと父を疎ましく思っていたあの時を後悔しながら庭を見ないようにしていた。そんな時の出来事でした。じいちゃんすごいっ。

じいちゃんは無免許で軽トラ運転したり相当なわるらしい・・・。

そして最近家庭用蒸留器を予約しました。少しだけを蒸留できる手軽で綺麗なものを探していたのでドンピシャ!手元に届いたら畑にあるもの片っ端から蒸留する予定です。楽しみっ

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