キモノガタリ

少しづつ キモノガタリ

暑いですね。今年はバテそうだなぁと心が折れそうになっていたら、地元の農家さんより大きなスイカをいただき一気に元気になりました!
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

さて表題の件、母方の祖母の着ていた着物が何点か手元にあります。
普段着で、シミや穴があり着物としては着れないのに手放さなかったもの。「座布団にしたい」と母より聞いていたのですが、街のミシン屋さんではお値段が高く、どうしようかなぁ。。。と躊躇して何年も経っていました。

今年、和綿の種が欲しいという友人が種と交換で縫い物ができると言ってくれました。着物のリメイクをお願いすることは難しいです。着物を解いて、柄や質感を活かして格好良くするにはセンスと経験、技術が必要です。「格好いい」も千差万別。
お願いする方も、イメージを絵に書いたり、実物を見せてこんな風にと頭にあるイメージを伝える技術と経験が必要になります。できてきたものを見て伝えることができたのか、それともそうでなかったのか?そこで初めてわかる。それも楽しみです。

今回は近況を交え、作り手がオーダーを理解しその通りに作るということも大切だけど、オーダーする方は作り手さんがどのような作風なのかを知り、どうやって説明すれば自分のイメージが伝わるのか、経験を重ねることも大事という話をして、お互いの思いを理解する時間が取れました。
暑い中、重い着物を担いで遠くから電車に乗ってきてくれた友人。母が「おばあちゃんが着ていたことを思い出す」と嬉しそうに座布団を撫でている姿。
母が元気なうちにリメイクしてもらえてよかった。大雑把なオーダーから色々聞いてイメージを引き寄せ、作ることを引き受けてくれた友人に感謝です。

友人は洋服やバッグなどの小物を作ってます。一番びっくりしたのは帯をルームシューズにアップサイクルしていること。すごく素敵です。

「キモノガタリ」では、着物がこんなものになったらいいなぁという漠然とした思いをどなたかに形にしていただく。という方法で進めています。私が作ることが不得意で好きでもないということが一番の原因ですが、そのおかげで(?)他人の手をお借りすることが必要になります。説明して共感していただく、形を思い描いていただくことが大事になってきます。めちゃくちゃ苦手なことで少しづつしか進んでいかないのですが、経験を重ねていくことで何か形になりものを大事にすることで得られる幸せを諦めずにいきます。

<8月のヨガクラス>
リアル 茅ヶ崎:毎週火曜日11−12時,    14日(日) 17-18時  
ズームは個人クラスのみとなっています。
*ご希望の方は相談可能です。

説明するのに書いた絵