ヨガ/からだ, 和綿deキモノ

和綿deキモノ 9月 

〜ちょっと長くて取り留めない呟き〜

畑の様子がすっかり秋になってきました。
トンボが飛んでいて、コオロギの声が聞こえてきます。
風が少し冷たくて気持ち良い季節。

雑草とりが9月初めにひと段落してホッとしていた矢先にふわふわの綿が弾けていました。
「わた」ですが、植物としての状態を「ワタ」、収穫された種付きの状態を「棉」、棉から種をとって繊維の状態にしたものを「綿」と書くそうです。
「わた」を育てているんです。とお話すると、少し年配の方は「まわた」ねっ。お布団よね。と仰るのですが、調べたところ、「まわた」は「真綿」と書き、蚕の繭から作る動物繊維のことを指すそうです。
日本に「ワタ」が伝来するまでは「わた」は「真綿」だったということです。
こういうことも綿を栽培するまで全然知りませんでした。興味深いです。

近所では布団を作るのは、おばあちゃんと子どもの仕事で手伝いを強要されるのがすごく嫌だったとおじさんが言ってました。これは「真綿」の布団だったのか「木綿」の布団だったのか不明です・・・。

草取りをしていると隣のプロの農家さんが色々と教えてくださいます。
雑草といってもいろんな種類の草があり、綿に太陽の光がちゃんと当たるように綿より大きくなってしまう草、綿にゴミがつかないように、種が飛ぶような草を中心に抜いていてあまり邪魔にならなそうなものは後回しにしていますが、これは絶対抜いた方が良いと教えてくださったものがあります。「キンタローグサ」といって昔はこれを食べたらしいのよ。とも。
将来、食糧難になるかもしれない噂もちらほら。こういった口コミ?情報は大変貴重かもしれません。今のところ「キンタローグサ」という同じ形状の草をネット上では見つけることができていないので少しづつ調べてみます。

取り留めもない文章となってきましたが、畑にでて作業をすると色々な情報をキャッチできるようになるなぁという話だったかな。

もう一つ、人間の生活をしているといろんなことがありますが、私ごときの感情の起伏には全く動じない畑が悠然とあり、そこで作業をしているとニュートラルに戻ると最近感じます。この辺りも少しづつ探っていきたいです。

雑草取りによる腰の状態ですが、整形外科に行きまして、畑作業の合間に入れる運動を伝授いただきだいぶ改善されました。

さまざまな人の力によって今の自分があることが身に染みて感じた2021年夏でした。
そして収穫の秋、どんな綿がどれだけとれるのか。今年も楽しみです。